工夫の作法 『アタリマエを考える』


今日は大阪は中ノ島まで、関西電力はぴeビルダー会の総会にいってきました。
帰路、歩道にみつけた光る三角。これ実は工事現場によくある普通のコーンなんです。
そのなかに照明を仕込んでいるだけ。だけどなかなか。
転用という手法をご存じでしょうか。
ある分野ではあたりまえのモノやコトを別の分野に採用する。
あるいは本来とは別の使い方をしてみるといったものづくりのやり方です。
ひっくりかえるような発明はしなくとも、アタリマエをすこしくすぐってあげるだけで
ひょこっとおもしろいなにかがうまれることがあります。
作り手と住まい手(になるみなさん)が、おもしろがって、そんなひょっこりを紡いでいくこと。
不謹慎なようですが、そんな遊び心が、そこにしかないすまいづくりに、つながっていくと思うのです。
ただ、ひっくりかえすという意味では、畳の裏返しという伝統的な術があったりしますね。
いまほとんど表替えになりますが。

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