建築を表現する要素のうち、重要な要素のひとつが、色です。
その色を決定する際、実際に塗装を施す材料を適宜カットし
それにいくつかの見本色をつけて、サンプルをつくることがよくあります。
同じ色相で、濃中淡と、微妙に変化させたり、
全くちがう色をいくつか作りご提案することもあります。
そして、今回もカットサロンに棚をたくさん追加する仕事で、
色見本をつくり、店長さんにみてもらいました。
色を決めるときに参考にしたのが、髪の毛を染める色。
たくさんのチューブが入った箱の中から、
おもむろにひとつの箱の表を破る店長。
「この色なんかどうですかね。」
いわゆる色見本帳というのがあり、それには色番号がついています。
その標準色の中から、選んでもらい、少し大きめの下地に塗装して
サンプルとすることが多いのですが、微妙な色合いもあるもの。
そんなときは、ペンキ屋さんの腕のみせどころ。
色をつくる調色という作業が必要になります。
今回も建築の標準色にはない、ヘアマニキュアのカラーを
ウレタン塗装で再現しました。
さて、その結末はいかに。
→日本塗料工業会見本帳
→大日本インキ見本帳
→日本の伝統色←例えば赤でも多種多様。微妙な色の違いを味わって。
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