蓄熱式暖房器のススメ(1)その特長

冷暖房について、お母さん方と、お話ししていましたら、
「夏は、二ヶ月程でピークは過ぎるけれど、冬は、11・12・1・2・3と5ヶ月は寒い」
みなさま言われます。
地中海性気候と例えられる兵庫県南部ですが、
それでもやはり、冬は寒く、そして、暖を採るのに、光熱費がかかります。
エアコンは、その温風が好まれない場合は多く、
オイルヒーターやホットカーペットは、電気代がとてもかかります。
かといって、ガスや、灯油は、室内の空気環境がよくないと。
近年、頭寒足熱をキーワードに心地よい暖房としての「床暖房」が採用されています。
リフォーム時に、段差解消も兼ねて、既存床の上に、フローリング材一体型の
電気式床暖房を重ね貼りすることも。
床暖房は、タイマー制御で、朝ごはんの時間に合わせれば、快適な食卓づくりも可能
にします。一方で、快適さに反比例して、時間でわるところの単価、つまり燃費はあまり
よくなく、光熱費を優先される方には、おすすめできませんでした。

あとは、補助暖房として敷設部分が暖かいという感じで、メイン暖房にはなりにくい。
光熱費を考慮して、温水床暖房も考えられますが、イニシャルコスト(初期費用)が
電気式よりも高いと言われています。
余談ですが、温水式は、部屋が乾燥しにくいというのは、イメージの問題で、
その点での差は、電気式とかわりありません。
もし加湿性能があれば、床材が結露してダメになってしまいますよね。
 前置きが、長くなりましたが、床暖房など、エアコン以外に、暖房設備を
 ご検討の方には、蓄熱式暖房器をオススメしております。 
 以下、その特徴をまとめますと…

・輻射熱による、柔らかい暖房は、電気の暖炉というイメージ。
(前の日の晩に、内部の耐火レンガを暖めて、放熱します。)
・メインの暖房としての24時間暖房と考えると、光熱費も安価です。
(関西電力の提供する、お安い夜間電力を利用して、前の晩に蓄熱します)
(24時間と聞くと、もったなく聞こえますが、放出量は加減できますし、暖房の肝は
ロスをなくすことです。)

・LDKなど大きなお部屋をまかなうには、わりと大きなサイズになり、
荷重もかかります(ピアノ程度)が、設計時にきちんと配置しておけば、問題ありません。
(唯一国産の暖吉くんが一押しですが、オルスバーグというメーカーには、縦長型もあり、
壁の柱間に埋め込むことも可能です。レイアウト次第で、目立たないように納まります。)
・蓄熱式という、夜間電力を活かすシステムのため、使わない冬季以外も通年、
マイコン割引が適用されます。
例えば、一番大きいタイプの場合)168円×7kw=1176円が月々の電気代が
引かれます。お部屋の家賃を暖吉くんが支払ってくれているという感じです。

・また、リフォームの際、給湯がガスのままでも、蓄熱式暖房器をいれることにより、
夜間電力の安い、はぴeタイムという契約にすることもできます。
また、コンロなどに、ガスが残っていても、電気温水器や、蓄熱式暖房機など、
一定以上の蓄熱式の設備(夜間電力を使うもの)があれば、同様に、
夜間電力の安い契約にすることができます。

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