蓄熱式暖房器のススメ(2)その種類

蓄熱式暖房器、各メーカーの特長をまとめました。
〇共通
→シンプルな暖房器。中のレンガを暖めて放熱するだけのシンプルな構造。
 なので、暖房機ではなく暖房器という表記。
→操作も簡単。蓄熱量の設定を行うだけで、自動的に蓄熱。燃料補給の手間もなし。
→室温もコントロール。自然放熱を適正に抑えて、必要な時に必要な熱を
 取り出すことができる。
→クリーンな暖房器。水蒸気を発生させません。結露カビ対策に有効です。
 逆に観葉植物を置くのがオススメ。
→包み込むように暖かく。輻射熱で、部屋の隅々まで暖め、天井と床との温度差
 の少ない、理想的な暖房空間を提供。
→オール電化と相性ピタリ。夜間電力の安価なオール電化プランで、光熱費もお得。
→電気代割引制度も。その電気容量にあわせて、使わない季節も毎月マイコン割引
 がつきます。
〇北海道電機「暖吉くん」※オススメしています。
→唯一の国産メーカー。北海道で生まれ育った安心暖房器。既に長年ご愛顧されています。
→蓄熱式暖房器の盛んな北欧に比べ、日本は、南面の窓が多く、昼間はあたたかい
 という時もあります。一般に蓄熱式暖房器は、夜間蓄熱の放出量をファンで調整できる
 のですが、暖吉君は、放出量を34%(海外品は50%程度)まで抑えることができるの
で、暑すぎるようなことを減らします。
→もし、暑すぎるときは、窓を開けるか、戸を開けて廻りの部屋にも開放してあげればいい
 ので すが、放出量をの可動域によって、無駄を無くし、もし蓄熱が余れば、翌日分に
 まわすことができるのです。
→操作部もひねり式で、アナログ思考。老若男女が使いやすく。
→高級感のある石目調の粉体塗装。その凹凸が柔らかい陰影をつくります。
角もまあるい。
〇オルスバーグ
→縦長式のラインナップがあり、壁柱間にも納まります。
 埋め込み納まりも可能で、レイアウトの可能性も広がります。
→他に、背の低い横長型もあり、標準タイプも、同じ容量で他メーカーより少しサイズが
 コンパクト。寸法的に自由度がおおきいと言えます。
 ※標準タイプ以外は、最大容量が6kw(通常7kw)までなので、その点に注意。
〇ユニデール
→操作部がボタン式で、液晶表示です。その他はスタンダードな仕様。
→他メーカーの同容量のタイプで比較すると、重量が少し軽いので、2Fにオススメ。
〇スティーベル
→シーズンセンサーと呼ばれる、温度センサーを外部に設置できます。
 外気温にあわせて自動的に温度設定してくれます。
 ただし、夜間に設定するので、朝方の急な冷え込みなどは、対応できない場合も。
 市場価格がやや高いのもデメリットのひとつか。
〇その他、ほとんどがドイツ製です。

関連記事

  1. 特選素材「うちエコ」編

  2. 断熱材を考える

  3. 特選素材「外装」編

  4. 特選素材「木の架構」編

  5. 特選素材「内装」編

  6. 蓄熱式暖房器のススメ(1)その特長

アーカイブ

施工例一覧