「旅館みたいで、綺麗ね。」
格子が彩る木の建具の印象。
若い畳のい草と、桧や杉のいい香り。
鉢をひっかりかえしたような意匠の硝子の吊照明。
そんなエッセンスがあいまって、素敵な賛辞を頂けたのかと。
「これで、築何年くらいなんですか?」
今回増築したリビング棟をご覧になってのひとこと。ほんとは、できたばかりなのに。
地松の梁丸太と、白漆喰の妙。
漆黒に塗装した木部の色。
古い水屋を、造り付けた食器棚。
使いなれたテーブルの趣き。
生地を張り替えたお気に入りの椅子。
やはり、そんなこんながあいまって、新しいのに懐かしい居心地のいい室内ができました。
昔からそこにあったように。
そんな、お施主さんのご希望を抱いての、設計施工。実現できたようで、なにより。
大切に残した母屋も、古い造作と、新しく付け加えた造作が、いい感じで隣り合わせ。近隣の人生のベテランさんたちの感想は、とても心温まるものばかりで。物事の分別をわきまえられた方々に、素材を大切にしていると言われたら、やっぱり頬が緩みます。
ご来訪頂いたみなさま、有難うございました!
↓四代目のパートナー、タコモクさんのレポート!
①
②
③建具職人作 木のポスト
④当日お手伝いしてくれたタコモクさんに施主さんが手製の土鍋を…