共有したいのは“茶の間で一服”するということ。北側斜面、里に降る片岡に寄りそう暮らしは、里山住宅の醍醐味。北に開いた建築は、順光が引き立てる奥深い里山の景色を室内に届けてくれます。凛とした外の景色を切り取る窓辺を床に見立て、薪火で暖を採りながら、茶で一服はいかがでしょう。居間の一部でもある茶の間、奥のプライベイト雑木林を採り込む四畳半。普段使いの畳敷きの部屋を、茶室に見立てることで、住の世界は広がります。好みの居場所を探して、茶の湯がもたらす高揚に身を任せて、どうぞ黄昏てみてください。夕景もまた、一興ですよ。
・日時:12月18日(日)11:00~15:00
・参加:どなたでも(予約不要)
・費用:500円(お茶・お菓子付き)
・場所:里山住宅博in神戸 15号地 里山の杜(大塚工務店)
・申込:当日現地までお越しください。
愛でるのは、息を呑むような絶景、大借景。ただしそれは、里山の尾根沿いにある、上津台百年集落街区の日常。山荘や週末住宅ではなくて、これこそが、里山住宅の日々。避暑地の山荘より山荘らしく、古い民家より民家らしく、どんな別荘よりスペシャルな。
紅葉する山の余韻に感じ入りながら、眼前にひろがる凛とした丹波の景色を愛でる。里山に来たる冬の訪れを待って、窓辺を床に見立てて茶会を開きます。桃栗三年柿八年経てば、果樹の森の一員となる苗木の成長に想いを馳せながら…師走も、いつもいつでも、季節毎に見るに足る里山住宅博なのです。
里山の杜(もり)の名の通り、里山に包まれるようなパノラマビューが愉しい15号地。北に開きながらも、残りの三方を(ピンポイントな南の日射熱利用を除いて)充分な壁量と、水平剛性の高い杉パネルで囲むことで、断熱性と耐震性をちゃんと補完。次世代に求められる基準を満たしています。祠(ほこら)より返り見るような開放感と、衣服を纏うように木の家に包まれる感覚を是非味わいに来てください。白湯をきらすことなく、皆様のお越しをお待ちしております。