花とコンクリート。

当店では、型枠も専属大工が立てる。そう木の家を建てる大工さんが、基礎からつくっている。

その平屋計画の隣には桜の庭があって。借景の的にさせて頂いている。今日は基礎のコンクリートを打つ日。散り際の花びらが、土間を押さえる左官コテの近くに舞い降りる。

「桜の押し花やな」厳しい目で毎日の工事を見守るお父さんの深いシワが、今日だけは少し穏やかに見えた。春とは本来、風流なものなのだ。

諸々気をつけながら、木の家つくり、重ねています。

関連記事

  1. ブラタモリ的な緑の土手を借景に。

  2. 残暑お見舞い申し上げます。

  3. 山守から学ぶ、水の原理。

  4. 夏のごあいさつ

  5. 父母も、その父母も木の家で暮らした。

  6. 小さくて、そして低くて。

アーカイブ

施工例一覧