週末は、熱海市伊豆山の土石流の被害で
報道は埋め尽くされていました。
犠牲になられた方のご冥福を
心より、お祈り申し上げます。
敬愛する造園家の高田宏臣さんが、
事故の根本的な要因を紐解き、
啓発されています。
現地を踏破してのレポートは
下記より。
・
高田さんとは、著書「土中環境」の
発表と、同じ時期にあった講演会を
きっかけに、土に対する見方を、
改めるきっかけをつくってくれた
恩人のようなひとのです。
今まで感じてきた、土に関する
違和感を、経験と実践を軸に
わかりやすく記した本は、
目から鱗でした。
寄稿には、仮説も含まれていて
全ては真実という訳ではありません
が、だからこそ、実践者として
仮設の裏付けを図る姿勢は、
いわゆる研究者とは、一線を
画しています。
・
私たちがつくるような、木の家の
庭の造園を担っていた高田さんですが
今では、より大きな国土保全とも
言うべき、ステージに活動を
移されました。
私たちも目指す、街に雑木を再現する
手法は、当時から着目をされていました。
例えば、東京の先輩工務店である
田中工務店さんの実例も素晴らしい。
たった30センチの隙間が、森に。
・
人は、目で見えないところには、
中々心を寄せることが難しい。
けれども、腰が痛いからといって
患部だけをケアーしても、治らない
と言ったことは、よくある話です。
そこに生えている樹々の下、
地中、根っこがどうなっているのか
そんな断面に想いを馳せて、
大地のことを、
時々は考えてみませんか。
かっての、土葬という営みでさえ
故郷の持続可能な在り方に、繋がっていた。
そんな大局観を、高田さんは
教えてくれます。
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