目下、木の塀をこしらえ中。裏表交互に張ることで、目隠しをしながら風は通す。大和張りという仕事です。
材は外壁に張ったのと同じ焼板を使って。外壁工事時に、木取りの関係で余った短材を大切に使っていたりします。
可能な限り使いきる。
結果として、建築と統一感のある、黒い杉板の塀がもうすぐ完成。
てっぺんは笠型にして、腕利き板金職人の関谷兄弟に仕上げてもらいます。
曲げて、折って、あてがって、叩いて。匠みなり。
そして、春風が庭の木蓮のつぼみの眠りをさまして…
可憐な赤紫の花が顔を。