久しぶりの雨が上がった土曜日。
庭の仕事を。
もうちょっとで仕上がる建築に合わせて、そとまわりをアレンジ。
半世紀以上前の履歴をお聞きしながら、住まい手の意図に反して、混雑気味とあいなった、樹木や石を整理整頓。
少し、引き算しながら、余白をつくる。
点在する石たちを活かして。
先代や、先々代の想いをリスペクトしながら、剪定したり片付けたり。すると隠れていた全体像が徐々に明らかに。
往時に想いを馳せながら、それらを活かし、アプローチにもなる前庭を新たに形成。
あっちの石や、そっちの石、転々ばらばらの石をよいしょ、よいしょで大集合。その共演を視野に。
あるいは、円い挽き石を飛石にしてみよう!とか、脚まできれいな石臼を水受けに!とか。
木に覆われて、隠れていた、つくばいも救出して、新しく造景する部分の主役に。
二台ある灯籠のうち、雪見の方を、辺りを照らすように設え直そうとか。
造園やさんの、榊原さん親子と、お施主さんを交えて、膨らむイメージ。
ユニックで連れないところは、丸太で三叉を組んで、えんやこらと。
そして、大工は、三角のデッキにとりかかる。
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