子育てから、家づくりを考える

バリアフリーのその先の「ユニバーサルデザイン」という考え方があって。
介護保険などの補助金を利用した、バリアフリーリフォームをよく受け賜ります。
即ち、それは、バリアをできる限りなくしてあげる仕事です。
間違ってはならないのは、ご高齢者や、お体がご不自由なご家族の方が
使いやすいからといって、他のご家族のくらしを、難しくするもの
であってはいけないという事です。
高齢化社会をふまえて、広く浸透している「バリアフリー」という言葉は、
家族みんなが、使いやすい「ユニバーサルデザイン」のひとつに過ぎないのです。

新築をご相談のご夫婦の多くが、ちいさなお子さんを連れて
「木心地体感モデル」に遊びに来られます。
・お子さんが、幼稚園、小学校にあがるのを機に
・環境のよい校区で土地を探して
・やさしい家づくり
をご希望されます。
子供たちが楽しく、安心なくらしは、
お父さんお母さんにゆとりを連れてきてくれます。
あるいは、御年を重ねた、おじいちゃんや、おばちゃんと
同居される場合にもやさしい。
子供が使いやすいのは、大人も使いやすい、方がいいですよね。
その反対もそう。

例えば、肘掛け付きのトイレは、お年寄りはもちろん、まだ背の低い
お子さんが、便座の上で、安定を保つのに一役かいます。
トイレに、手洗が、便器と別についていれば、タンクの水で手を洗おうとして、
便座の蓋に乗って、ひっくりかえることもありません。
そんな、子供たちや、ご高齢者をはじめとする、みんなの所作を
実際に行動してもらって、それを観察研究し、水廻りを中心として住宅設備
の開発に、力を注いでいるメーカーは結構あります。
ユニバーサルデザイン研究所/TOTO
育児・子育ての水まわりQ&A/INAX
「手すり一本から、まじめに考える。」
それが、愉しい家づくりにつながるのではと。

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