今年もルミナリエが点灯されましたね。阪神大震災の被害への鎮魂の念を示すことがはじまりですが、同じように震災後24年間絶え間なく毎年開講され、来年25周年を迎える実務者向けの木造の学校があります。
震災後に風評被害の著しかった木の建築を偏見なく理解することで、真っ当な木造建築の技術者を育てるmokスクール。四代目もOBで、修了後も毎年通っています。
今年度最終講義は、森林ライターの赤堀さん。林業のこと、森のこと、きこりのこと、その周辺を愛を持った目線で伝達してくれました。
人為を積み重ねる。
樹木を材木として切り出して、木材として活用する端緒となる林業。自然の力を享受しながらも、先祖が育ててくれた人工林を維持することは、人為、即ち人の営みの世代を超えた積層に他なりません。
そんな赤堀さんが教えてくれたのは、とある芸術家の教育に対する念持。感動とは、感じたら動くことを言いますが、感じること、感受性豊かな子供巣立つ木の家は、最大の教材と言えるかもしれません。