夕暮れ時に映る黒。

暮れる木の家の現場風景。落葉した樹木が窓越しに透けて見えています。小さな家の持つ軽やかな抜け感。つづきは、来年。それまで、あんじょうよろしゅうに。

 

壁は焼板で包んでいます。私たちが使う焼板は素焼き。昔ながらの焼き放し仕上です。物干しや戸袋など、煤が気になるところには、素地と呼ばれる焼いてない杉板を貼り分けます。

風土と暮らす木の家をつくるのに、欠かせない外壁材のひとつ焼板。播磨地方では古くから用いられる伝統的な材料。杉板を張る前に焼くことで、腐る燃えるという木の弱点をカバー。炭化した杉板の表面が、天然の分厚い塗膜を防腐塗料となる訳です。

 

板を焼くという行為は、江戸時代の浮世絵にも描かれていて、江戸の木場で木船の船底を炭化させているシーンが選ばれています。

 

一周まわって焼板が最も優れた外壁材ではないか。その想いで現代的にアレンジしながら使っていましたが、近年、焼板文化の深い関西以外でも、工務店仲間の間で、焼杉の名で脚光を浴びています。

薩摩の仲間が楽しくレビューしてくれているのでご覧ください。

関連記事

  1. HOUSE FOR LOCAL

  2. 「屋久島の森と生きる」共同宣言。

  3. 地産池消ここにあり

  4. ご近所物語①

  5. 瓦ノミライ

施工例一覧