斜路(車路)には、レキ石と言われるサイズの割石を使っている。出来るだけコンクリートを使わない工夫だ。そこに、、
人と自転車のための通路も完成。横断歩道みたいで楽しい!とはちびっ娘談。コレがホントのまわり道である。
ちなみに、このレキ石も地域固有の錆色の石。有馬の湯色で言うと金泉のように、赤かったり黄色かったりする。
通路には、敢えてそっけないセメント平板を敷いている。最も汎用で、特別ではない素材(なんだったら裏側を使ったりもする)だ。そして、朽ちていく材料でもある。庭をつくる素材はは朽ちてよし朽ちるがよし。どこにでもあり、手に入りやすい材料であればそれも叶う。廃盤にはならないし、修繕も用意なのだ。
川石が海に届く過程で、丸みを帯び角がとれるように。流木の表面は、滑らかであるが故に流木であるように。風化が進むに連れて馴染んでくる様、風雪に耐えた末の風合いは美しい。それが風流というものなのかもしれない。
一方で、住宅建築の真髄は、腐る材料を腐らないように使うこと。それこそが建築技術というもの。無論、腐りにくい材料を選ぶが、腐らない材料なぞは怖くて使えない。
梅雨が来て、雨になって濡れ色が続けば、もっと深まるかな。夏には打ち水をしたり、水遊びをしてもいいね。