かつて、雑木の森としての広葉樹を伐り、杉や桧などの針葉樹を植えました。それが林となり、林業がはじまった。
現代、きこりのおっちゃんも、人手不足やなんやらで、老齢木から切り出すので精一杯。と山に入ったらよく聞きます。
間伐だって大変な手間がかかります。
そんな中、東北の漁師さんたちが、山に植樹をする活動を展開されています。
→NPO法人 森は海の恋人
この度、被災されたみなさんですが、今年も例年通り、植樹祭を決行されたそうで、頭がさがります。
山と海を繋ぐ川。そこにある水や多様な生態系は、森の緑がつくりだしている。
国産木材をちゃんと使って、光合成、つまりは二酸化炭素を吸ってたくさん酸素をこしらえてくれる、若木を植える。
森ではない林には、この循環が必要です。
さらには、多様な林を再構築しようと、皆伐したあとに、広葉樹、つまりは、もう一度雑木を植えようという活動も広がっています。
山に入って、もうひとつよく聴くのは、せっかく植えた苗木が、鹿に食べられてしまうというもの。
針葉樹ばかりの林には、広葉樹を中心としたどんぐりなどの木の実が少なく、動物たちも食事に困っているのです。
けれど、針葉樹に比べて、手間暇のかかる広葉樹。これからに期待です。
そして、そんな動物と森の関係を、やさしい目線で再構築するみなさんも。
→日本熊森協会
源に目を向けるきっかけになればと。