ニッポンの森、その指標。

<日本は世界第2位の森林大国>
日本は降水量が多く、温暖な気候であるため、ほとんどどこでも木が育つ風土です。
また、国土が南北に長く、地形が急峻であるため、亜熱帯~亜寒帯まで、
広い気候帯を持ち、生育する樹種もさまざまです。
日本の国土の約7割は森林で、森林率はフィンランドに次いで世界第2位の森林大国。
新規に植林する土地は稀少です。それゆえ自然災害を受けた山に再植林したり、
今ある森林を維持、管理することが大切です。

森林はさまざまな恩恵を私たちに与えてくれます
日本の森林は、二酸化炭素の吸収(=温暖化防止機能)をはじめ、
多くの動植物の棲息・生育の場(=生物多様性の維持)、降水を一時的に蓄えて、
ろ過して少しずつ流し出すはたらき(=水源かん養機能)などさまざまなはたらきがあります。
これを森林の持つ公益的機能といい、貨幣換算するとなんと年間70兆円になります(※)。
(※)日本学術会議の試算

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